おはようございます。
春の最後の節気「穀雨」を迎えました。字から想像できますが、穀物が育つ恵の雨を降らせる季節となりました。種まきに適した時期です。「清明になると雪が降らなくなり、穀雨になると霜が降りることもなくなる」という言葉があるそうです。さて、穀雨の初候は葭始生です。葭はアシと読みます。調べると葦(ヨシ)と同じものなのですね。これはアシは「悪し」を連想するので「良し」の葦に読み替えたという話があります。これはスルメは縁起が悪いからアタリメと言ったり、すり鉢が縁起が悪いから、あたり鉢というような感じです。昔僕はスルメとアタリメは別のものだと思っていました。そんな葭と葦ですが、他にも蘆という呼び方もあります。とある辞書にはそれぞれの違いを次の様に説明しているそうです。『もと成熟したものを「葦」、穂がすっかり出そろわないものを「蘆」、穂の出ていないものを「葭」と書き分けた。』葦は篳篥という雅楽の縦笛のリードの素材です。そんな葦が今絶滅の危機に瀕しており、再生プロジェクトが立ち上がってそのおかげで篳篥のリード(廬舌)がまかなえているのだとか。伝統を支えるのも大変な努力が必要なのです。
それでは、今日も手を合わせることから1日を始めましょう。