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借り物は大事にしましょう

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おはようございます。

おそらく昭和を含めた昔の価値観の一つなのかも知れませんが、借りたものは大切にしましょうという考えがありました。例えば小学校の時ですと、図書室で借りた本は大事に扱いましょうとか、机や椅子は綺麗に使いましょうとか言われましたが、大抵小学校の机は彫刻刀で何か彫られていました。僕も大学進学を機にあちらこちらと転々として、何度引っ越しをしたか忘れるほどですが、引っ越して出るときはできる限り綺麗にする様に拭き掃除したり色々としました。と言いつつ片付けは苦手ですので、普段はあまり丁寧に部屋を使っていたとは言えませんが、最後は綺麗にして返すことにしていました。おそらく退去したとには業者さんが入ってプロのお仕事でクリーニングするので僕なんぞが出ていく時に掃除する程度は何の役にも立っていないかも知れませんが、せめてもの気持ちで掃除をしました。小学校の時に先生が「立つ鳥跡を濁さず」と何度も教え込まれたのも大きく影響しているでしょう。ただし、お寿司屋さんの寿司桶はお店によっては洗剤で洗ったりせず返してくださいと言われました。家庭用洗剤の中には匂いのキツいものもあり、匂いが取れないと困るからだそうです。ですから何でもかんでも自分のやり方で綺麗にして返すのが正解とも限らないかも知れませんが、よそさんのものは大切に使おうという考えは持った方が良いと思います。うちのお寺は本願寺派つまり「お西」なわけですが、「お東」のご本山に以前こんなスローガンがかかっていました。「今、いのちがあなたを生きている」僕はこの言葉が好きです。あなたが生きている命ではなくて、命があなたを生きているのです。命も帰っていく先があるということです。帰っていく先があるということは今は借り物の状態とも言えます。だとすると、自分のことは自分が一番わかってると何でもかんでも無茶するかも知れませんが、借り物なので大事にしないといけません。

それでは、今日も手を合わせることから1日を始めましょう。

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