今日のひとこと

御門徒のことを知る

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おはようございます。

福井に帰ってきて14年経ちます。帰ってきてお参り先で真っ先におこなったのは、それぞれのお宅のことを知るということでした。長慶寺の御門徒は主に今庄や池田の出身の方が多く、昔は同じ集落の中、近隣の集落の間で婚姻関係があるため親戚関係が複雑に入り組んできることが多いです。昔は兄弟も多く、幼少で亡くなった方も沢山いました。そんな中で少なくとも先々代がどこから奥さんお婿さんを迎えたかや、兄弟にどういう方がいるかを知ろうと一生懸命にメモしながら覚えました。忘れたことも多いですが、お陰で色々なことが頭の中に入りました。一通り聞いたのちに気になったのは、誰と誰が同級生かです。あちこちでお話を聞いていると、同じ生まれ年の方がチラホラいます。ですから、もしかしてこの方はあの方と同級生じゃないかと思い聞いてみるとやはりそうでした。どんな幼少期だったんだろうなと僕なりに想像力を働かせながら誰と誰が同級生かを知るのはとても興味深く楽しくて、行く先々で同級生は誰か聞いてまわりました。そして、今新たに興味が出てきたのは、それぞれのお宅の初孫は誰なんだろうということです。あるご法事で、私はこのうちの初孫なんですという80歳手前の方がおられました。その方も御門徒さんです。遺影で残る先々代の爺さんにはとても可愛がってもらったとおっしゃっていました。エピソードを交えて幼い頃のことも伺いました。今は核家族化が進み、ご先祖さんのことを家の中で話す機会が減ったように思います。不思議なことですが、今までご先祖に興味のなかった方も65歳くらいになると急に自分のルーツを知りたくなる方が一定数おられます。いくらでも聞く機会はあったのに、知りたいときには既に父母祖父母が亡くなっていることも多いです。数年前から強く思うようになったことは、僕が中つぎの役目を果たそうということです。知りたくなったけど、既に聞ける人がいない、でもお寺の住職だけは知っている、そんな立場を目指しています。お寺の住職さんは、お勤めしたり仏さまのお話ししたりもしますが、そんな役割も担っている、そんな気がします。

今日も手を合わせることから1日を始めましょう。

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