おはようございます。
穀雨の次候「霜止出苗」がやってまいりました。ここ数日急に気温が上がり、夏と変わらない程です。霜が降りなくなると言う季節になりました。そして稲の苗が生長する時期です。福井には代表的なお米の品種がいくつかあります。一番有名なのがコシヒカリです。新潟県が一大生産地になっていますし魚沼地区というのが有名なためコシヒカリが新潟のお米と思われている方が大勢おられると思いますが、コシヒカリは福井の農業試験場で生まれた福井のお米なのです。コシヒカリよりも早い時期に田植えを行い収穫を迎えるもう一つの代表的な品種にハナエチゼンがあります。秋になりますと御門徒さんから新米を秋初穂として頂戴するのですが、飯塚町の御門徒さん達は、今でも皆さん揃って秋初穂をお納めいただきお寺にお参りされます。この飯塚町ではずいぶん前からコシヒカリではなくハナエチゼンを育てています。田んぼへはポンプを使って水を上げるため日を決めて皆さん一緒な時期に農作業にかかられています。田んぼに水を張るのが丁度この頃です。今お寺のお手伝いをしてくれているK君のお父さんも十数年長慶寺を手伝ってくれていました。9年前の丁度この時期に亡くなられました。お通夜にお参りに寄せてもらった時、水が張られたばかりの田んぼのあちらこちらから聞こえるゲーコゲーコと鳴くカエルの声が今でも耳の底に残っています。そんな今日は、父親である前のごぜんさんの亡くなった日です。丸三年を迎えました。
それでは、今日も手を合わせることから1日を始めましょう。