おはようございます。
今週からご和讃が源空上人になりました。法然上人とも呼ばれます。法然上人は親鸞上人が29歳の時に比叡山を降りられて吉水の禅坊を訪ね入門した言わばお師匠さんです。親鸞聖人は父親を9歳の時に亡くし比叡山にて修行を始められますが、法然上人もまた9歳の時に父親を亡くし、最初は菩提寺にて修行を始めましたがその後15歳の時(13歳と言う説もあります)に比叡山にて修行を始められます。法然上人の父親は漆間時国という名前で、荘園を領主から管理を任される立場の方でした。法然上人が9歳の時に夜襲に遭って命を落とします。死ぬ間際に時国は当時、勢至丸と名乗っていた法然上人に「決して敵を恨んではならぬ、敵討ちをしてはいけない、俗から離れて自らが解脱する道を求めなさい」と遺言を残したと伝えられています。父親を急に亡くしたことは、どんなに辛く悲しく、敵のことも憎かったでしょうが、法然上人は父親の言いつけを守り仏門に入りました。「やられたらやり返す、倍返しだ!」というセリフのドラマが大流行りしましたが、仏教の肝要は、時国の遺言に込められている気がします。そういえば以前、築地本願寺の法語掲示板が話題になりました。こう書いてありました。
「やられてもやり返さない、仏教だ!」
今日も手を合わせることから1日を始めましょう。